変異株のゲノム解析について(1)
変異株のゲノム解析は
・滋賀県衛生科学センター
及び
・民間
で行っています。
県によると解析まで2〜3週間かかるそうです。
なお、全数の検査は行っておらず、6%のみ。
サーベイランスを目的に解析する場合の適正パーセンテージ(国の指示)があり、その範囲内で行ってはいます。
サーベイランスに適正なスピード、というものは国から示されていないのでしょうか?
※国の指示であることは2021/3/15の厚生産業委員会の議事録から分かります
▼滋賀県議会 令和4年8月8日 厚生・産業常任委員会資料より
https://www.shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDoc/attach/Nittei/Nt17463_5-1.pdf
しかし、2021年3月の段階では25%の検査をしていたようです。
全数検査が基本と、感染対策室理事角野氏も発言しています。
現在の6%については、県が決めてそう運用しているのか、あるいはウイルス量の問題なのか定かではありませんが、発言を読むと前者の可能性が高そうです。
減らした、ということではないでしょうか?
▼令和3年3月15日行財政・新型コロナウイルス感染症等危機管理対策特別委員会議事録
また、日毎検査は行っておらず、一定期間をまとめて解析をかけているとのことです。
ゲノム解析の目的は「サーベイランス(感染症・環境汚染・経済などの動向について専門機関が調査・監視を行うこと)」のはずですが、コロナの感染スピードと比較し、2〜3週間後にわかってどんな意味があるのでしょうか。
滋賀県のコロナ対策に抗議する署名を集めています。
ご協力をお願いします。
noB
(基本情報)滋賀県のコロナ対策と協議の場について
滋賀県HP
「滋賀県の状況トップページ」
新型コロナウイルス感染症に関する滋賀県の状況について|滋賀県ホームページ
▶︎日々の感染者数、病床の状況、レベル、知事メッセージ、各種支援など
滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部員会議|滋賀県ホームページ
▶︎以下の事項を協議する会議。本部長は知事
(1)新型コロナウイルスにかかる住民や観光客等(以下、「住民等」という。)への情報提供および周知に関する事項
(2)新型コロナウイルスにかかる庁内および関係機関との連携体制に関する事項
(3)新型コロナウイルスにかかる感染予防およびまん延防止に関する事項
(4)その他、新型コロナウイルスに関連する事項
定例開催ではなく、必要に応じて開催。
もう一段階レベルの小さな会議は頻回開催されている(知事出席・非公開)
滋賀県議会
定例の議会以外において、コロナについて議論が交わされるのは以下の委員会
■厚生・産業常任委員会
https://www.shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDoc/attach/shiryo6/Sr6B156_kouseisanngyo-0518.pdf
↓今年度の活動状況ページ
↓今年度の活動状況ページ
第7波における滋賀県の対応について
8/22 にこちらで公開したものを引っ越ししました
2022/8/22現在、滋賀県は第7波の真っ只中にあります。
8/19には3,281人の感染者が確認され、過去最多となりました。
現時点で滋賀県は、
警戒レベル レベル2(2022/7/13〜)
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/bousai/sougo/313693.html
医療体制非常事態(2022/8/8)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220808/2060011261.html
①みんなで高齢者等を守ろう
②医療・介護従事者に感謝の気持ちを
の状態であり、
知事メッセージは感染者数が731名であった7/13を最後に更新されておらず、知事がコロナについて発信する機会は予め日程の決まっている「定例記者会見」(主催:県政記者クラブ)のみとなっています。
また、県におけるコロナ対策の会議である「滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部員会議」も7/13が最後です。
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kenkouiryouhukushi/yakuzi/310454.html
なお、医療体制の非常事態は県HPにおけるお知らせや、滋賀県新型コロナ対策パーソナルサポートLINEでのお知らせもなく、定例記者会見アーカイブ(https://www.youtube.com/watch?v=8tmCevSDnTY)やニュース記事等でしかその中身を知ることはできません。
会見で示された資料はアーカイブ動画を見なければ知ることができない情報ということです。県民に呼びかけるのであれば、県HPに掲載し、それを広く周知することは必須ではないでしょうか?
(掲載箇所が他にもある等、ご存知の方がいらっしゃれば情報をお寄せください)
ちなみに、記者会見資料においては「宣言」という文言を使っておらず、冒頭の知事会見部分においても「非常事態を共有したい」という表現をしています。
質疑に入り、「非常事態であることを宣言し共有したい」という表現をしましたが、「共有」に宣言にはしたくないかのような意図を感じてしまいます。
(2022.10.11追記
追記が遅れましたが、2022.9.21定例記者会見知事発言より、「宣言」ではあったようなので、ここに記しておきます。「宣言」ならば、県HP上に、過去同様お知らせページを作成してほしいものです)
まとめると、各自治体で発出されるBA.5強化宣言のようなものは、滋賀県にはありません。この感染爆発の状況において、医療体制が大変なので、
①みんなで高齢者等を守ろう
②医療・介護従事者に感謝の気持ちを
だけです。
一方、コロナ対策優等生の鳥取県は以下の対策を打ち出しています。
補正予算案90億円。
素晴らしいですね。
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1281788/220818kaikenshiryou.pdf
また、内容はともかくこちらが対策強化をとっている自治体一覧もリンクでご紹介します。
https://corona.go.jp/omicron_ba5/
明日は三日月知事の定例記者会見です。
楽しみですね。
▼【参考】県議会の厚生・産業常任委員会(8/8)における会議資料から医療体制の状態に関する資料が提出されています。
https://www.shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDoc/attach/Nittei/Nt17463_5-1.pdf
滋賀県のコロナ対策に抗議する署名を集めいています。
ぜひ、ご協力ください。
noB